
第18回(2011年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
福島市民オーケストラ(代表:斎藤 幹夫氏) (福島県)
1947年(昭和22年)創設という歴史ある、「地域に根ざしたオーケストラ」を活動理念としたアマチュア・オーケストラ。定期演奏会のほか、「オーケストラと友達になろう!」をスローガンに、毎年子どもたち(未就学児を含む)から高齢者までの幅広い層に向け、親しみやすい作品演奏と楽しくオーケストラと触れ合えるよう趣向を凝らした、聴衆参加型の「ファミリーコンサート」(入場無料)を開催している。さらに病院や福祉施設、県立の聾・盲学校などを訪問しての「ボランティア・コンサート」など、いずれも継続して約20年に及ぶ活動を通して市民に親しまれ、地域の音楽文化の振興に貢献している。
第17回(2010年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
弦楽合奏団 ゲッゲロゾリステン(代表:原 新太郎氏) (宮城県)
仙台市を中心に活動するアマチュアの弦楽合奏団。メンバーは公務員、教員、会社員、主婦などさまざま。1979年に「教会音楽の集い」として演奏活動を開始、88年から「教会音楽アンサンブル」と改称して、毎年バロック音楽や宗教音楽を中心としたプログラムによる定期演奏会を開催している。91年に現在の名称に改称し、定期演奏会のほか、“出前コンサート”と銘打って近郊の幼稚園、保育園、学校、病院、福祉施設など活動の幅を広げ、さまざまな施設の要請を受けて、年間20回前後のコンサートを実施し、地域の人たちに音楽の楽しさ、素晴らしさを届ける活動を行っている。
モレ弦楽四重奏団(代表:中村正俊氏) (兵庫県)
学生時代よりオーケストラのメンバーとして活動、社会人となってからアマチュアの音楽家として音楽の企画、演奏活動を続けている中村正俊氏は、1974年に「尼崎サロン」を設立して地元の尼崎教会の応接室を会場に、近隣の演奏家を招いて本物の音楽を楽しむ場を提供してきた。そして翌75年、そのサロン出演者仲間とともに自らがリーダーとなって「モレ弦楽四重奏団」を結成。以来、同教会のみならず近県の教会や保育園、幼稚園、高齢者施設などでのロビーコンサートのほか、近隣の演奏家を招いて年に10数回の無料コンサートを企画・演奏するなど“音楽を楽しむ場”を提供している。
第16回(2009年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
京都楽癒コンサート (代表責任者:西脇洸一氏) (大阪府)
西脇氏は、現在香川県丸亀市の総合病院に勤務する外科医長。国立京都病院に勤務していた1988年より続けていた入院患者さんを対象とした病院内コンサートを原点に、現在は会場を京都市左京区の京都大学YMCA会館に移し、音楽を一番必要としている、病を経験したいわば“癒しを必要とする人たち”に向けて、月に一度の質の高いコンサートを企画・運営している。
会の運営にあたっては、当日使用するピアノの調律をはじめ、会場の整備、受付、休憩時の接客(コーヒー、お茶などの飲み物と菓子がふるまわれ、歓談の時間となっている)は、氏の活動に賛同するスタッフがボランティアとしてサポートしている。
第15回(2008年度)志鳥音楽賞
該当なし
第14回(2007年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
大分県民オペラ協会 (会長:小長久子氏) (大分県)
大分県県民オペラ協会は1967年にモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」上演のための発起人会に端を発するアマチュアのオペラ団体。以来、毎年名作オペラの公演を続け、73年には地元の民話を題材とした創作オペラ「吉四六昇天」(台本:阪田寛夫、作曲:清水脩)を発表、この作品は話題を呼び、県内各地を始め東京や海外でも上演され地方オペラ運動の先駆け的存在となった。その後92年に「ペトロ岐部」(台本・作曲:原嘉壽子)、98年には「瀧廉太郎」(台本・作曲:原嘉壽子)、02年には「青の洞門」(台本・作曲:原嘉壽子)と大分ゆかりの題材による創作オペラを上演し、広く県民にオペラ制作およびオペラ鑑賞の身近な機会を提供するとともに、地方から発信する形で日本のオペラ界にも多大な影響を与えている。
2007年は創立40周年を記念して、別府とゆかりの深い歌人の柳原白蓮を題材にした創作オペラ「白蓮」(原作:林真理子、台本・作曲:原嘉壽子)を初演した。
第1回サントリー地域文化賞最優秀賞(1979年)、第1回音楽之友社賞(1977年)、ウィンナーワルトオペラ賞(1975年)、西日本文化賞(1978年)、大分合同新聞文化賞(1973年)等、多数の賞を受賞している。
第13回(2006年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
小俣敏生氏 (「りとるぷれいミュージック」主宰) (東京都)
1983年より、音楽を身近に聴ける場として自宅(西国分寺、約80名を収容)を開放して20年にわたって家族、友人、音楽仲間の協力を得て、和やかな雰囲気のハウス・コンサート(「りとるぷれいミュージック」)を企画・運営している。99年には、すべて自費で築300年の古民家を移築して会場を整備、グランドピアノ、チェンバロを設置、休憩時間には自邸に湧く井戸水を使って家族総出で入れたコーヒーが振舞われる。運営はすべてボランティア。入場料はすべて演奏家に支払われ、会場の光熱費、コーヒー代、プログラム代はもちろんのこと、演奏者の食事代等の経費は持ち出し。プログラムは、開始当初は入門者向けのものを依頼していたが、近年は聴衆も育ってきたこともあって、演奏者の最も演奏したい作品を基本としている。このコンサートは、近く100回目を迎える。
桑名弦楽合奏団 (代表、内藤博行氏) (三重県)
1990年に桑名市および周辺在住の弦楽器奏者数名によって創設されたアマチュアの演奏団体。定期演奏会のほか、1993年より桑名市内の公民館などで「市内巡回コンサート」という形で演奏会を開催、また老人ホームや学校への出前コンサート、市や県の文化祭、音楽祭にも積極的に参加している。なかでも巡回コンサートは、2000年よりそのエリアを拡大し、「地域巡回コンサート」と銘打って、市の公共施設を会場に毎年4回、子供からお年寄りに至る幅広い層を対象に、メンバーの手作りによる入場無料のコンサートを実施している。同コンサートのプログラムは、親しみやすい曲目が選ばれ、演奏を楽しむだけではなく、音楽にのせての軽妙な司会で楽器紹介なども取り入れ、「普段着のコンサート」として定着し、暖かい雰囲気のなかで地域へのクラシック音楽の普及に貢献している。
第12回(2005年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
大倉山水曜コンサート(代表者 岡幹絵氏)(神奈川県)
20年にわたり、地元の市民施設(大倉山記念館)において毎週水曜日に低廉な費用でコンサートを企画、開催し、演奏家に出演機会を提供し、その育成を図り、市民に良質の生の音楽を提供している。なお、企画から広報、集客、チラシやプログラムの作成、また当日の運営に至るまですべて地元のボランティア・スタッフ18名が行なっている。
弘前バッハアンサンブル (代表者 島口和子氏) (青森県)
チェンバロ奏者島口和子氏によって1985年に設立された声楽・器楽混成アンサンブルである。バッハの宗教曲の演奏を志し、その緻密で力強い演奏は聴き手をひきつけるものがある。国内、海外において定期的に演奏活動を行ない、高い評価を得ている一方、地元青森県内の小・中学校、養護学校等でも音楽教室を実施するなど、地域のクラシック音楽の普及にも貢献してきた。
(故)冨岡 萬氏 [特別賞] (遺族代表 冨岡雅美氏) (北海道)
1960年に北海道苫小牧市において音楽教師に就任以後、長年にわたり、とりわけリード合奏(アコーディオン・アンサンブル)の指導に情熱を注ぎ、退職後には私財を投げ打って「苫小牧ジュニアオーケストラ」を設立、全国でも珍しいジュニアの管弦楽演奏の指導に取り組んできた。また、一般市民を対象とした苫小牧市民合唱団、苫小牧弦楽合奏団、苫小牧市民管弦楽団なども創設、指揮者もつとめ、地域の音楽文化育成と活性化に大きく貢献した。2004年4月に76歳で亡くなられたが、氏の築いた地域の演奏団体は今もなお氏の意志を継いで活動を続け、苫小牧市民に親しまれている。。
第11回(2004年度)志鳥音楽賞 写真はこちら
浜渦章盛氏 (兵庫県)
自費で開設したミニ・ホールにおいて、自らが司会しながらクラシックから童謡、ポピュラーな音楽をプログラムに、家族で楽しめる「モナート(月例)コンサート」、さらにやはり自らの解説とピアノ演奏に乗せて懐かしい歌をともに歌う聴衆参加型の「モルゲン・コア」を毎月企画、開催する(いずれも入場無料)など、市民に密着した音楽活動を続けている。
パーカッショングループ ファルサ (青森県)
1979年に結成された打楽器アンサンブル。メンバーは主婦や公務員など15名のアマチュア。「アマチュアの精神で演奏はプロ級に」を目指し、地元の弘前市ほかで年に一度の定期演奏会のほか、無料のクリスマス・コンサート、学校の音楽教室、文化祭等での招待演奏、地域での演奏活動を積極的に行なっている。海外との交流も盛ん。
第10回(2003年度)志鳥音楽賞
松井クラシックのつどい (埼玉県所沢市)
地元公民館手作りの音楽会を開催、若手演奏家の出演機会も提供して地域に根ざした活動で愛好家を 拡大させた。
小さな小さな音楽会 (東京都)
創意に富む手作りの音楽会を低料金で開催、長年にわたり地域に根ざしたクラシック音楽の愛好家の拡大に貢献した。
第9回(2000年度)志鳥音楽賞
佐藤慶子氏 (東京都)
聾唖者も体感できる音楽の開発に当たり、ワークショップ開催を通じて聾唖者児童を指導した。
第8回(1999年度)志鳥音楽賞
高橋亮仁氏とせせらぎ合唱団 (北海道清水町)
音楽とは無縁だった酪農の町に合唱団を誕生させ、自宅を練習場に開放して全国に「第九の町」の名を知らしめた。
第7回(1998年度)志鳥音楽賞
小山貞子氏 (埼玉県東松山市)
長年にわたり複数の合唱団を指導、育成、またしばしば自宅ホールを練習場、演奏会場に提供してコンサートを開催した。
第6回(1997年度)志鳥音楽賞
高坂知甫氏 (山形県)
私財を投じて山形フィルハーモニー交響楽団(アマチュア)を創設、自宅敷地内に練習場も建設するなど、40年間にわたって育成してきた。
第5回(1996年度)志鳥音楽賞
松田木綿子氏 (東京都町田市)
自宅サロンほかを会場に継続的にコンサートを開催して音楽愛好家の層を広げ、また若手演奏家に出演機会を提供した。
第4回(1995年度)志鳥音楽賞
滝昇氏 (兵庫県)
ジュニア・オーケストラを指導、育成して、震災復興支援のためのコンサートも実施した。
第3回(1994年度)志鳥音楽賞
守屋澄子氏 (岡山県)
「若い芽を育てる会」を主宰、オーディション形式による音楽会を開催して、若手演奏家を育成してきた。
第2回(1993年度)志鳥音楽賞
藤井京子氏 (静岡県)
静岡県の山間部で、長年、学校巡回コンサートを実施し、多くの児童・生徒に生演奏を鑑賞の機会を提供した。
第1回(1992年度)志鳥音楽賞
弘前オペラ (青森県)
邦人オペラ作品に光を当て、手作りステージで継続的に上演するとともに地域にオペラ・ファンを育てた。